ソーシャルレンディング投資は、貸し付けたお金によって金利収入を得ることができます。
金利収入を得ることができるので、一定額を定期的に受け取ることができますが、貸付先の企業が業績悪化などを理由に返済が遅延したり返済されないなど貸し倒れが発生してしまうというリスクもあります。
そのために、ソーシャルレンディングで投資を始めるならばリターンだけでなくリスクについても知って対策することが重要になります。
そこで今回は、ソーシャルレンディングの担保や保証の種類などについてご紹介させていただきます。
ソーシャルレンディングの担保と保証の種類は？
ソーシャルレンディングにはそれぞれ企業によって利回りが異なり、案件によって運用期間や内容も異なります。
そして、ソーシャルレンディング会社は多様な担保や保証も設定されており融資先の返済が不履行になってしまいそうなときでも担保や保証がしっかりしていれば一定の資金を回収できるといった可能性もあります。
そこでここでは、ソーシャルレンディングで設定される担保や保証の種類をまとめます。
不動産担保
ソーシャルレンディングでは融資先が不動産会社であるという案件もよくあります。
こういった場合は、ソーシャルレンディングで不動産担保が設定されていることがよくあります。
不動産担保が付いている案件の仕組みとしては、不動産会社がソーシャルレンディング会社から融資を受けた資金を使って不動産を購入します。
ソーシャルレンディング会社は、不動産会社が購入した不動産を融資のときの担保として設定しておきます。
これにより、もしも返済不履行とかれば担保である不動産を売却して返済費用として充てることができるのです。
しかし、担保設定した不動産で全額がまかなわれるという保証はありませんので注意しなくてはいけません。
保証会社
ソーシャルレンディングによりますが保証会社を利用したケースもあります。
これは融資先企業が債務不履行となってしまったときに保証契約に定められた内容にのっとって保証会社が投資資金の返済を行います。
ただし、返済条件は保証内容によって異なり保証会社が倒産するなどすれば返済がない場合もありますので注意しましょう。
代表者連帯保証
ソーシャルレンディング案件には融資先の事業者の代表連帯保証が設定されていることもあります。
これは、もしも融資先企業が債務不履行となってしまった場合に会社だけでなく会社の代表者の資産を投資家への返済に充てるという方法です。
事業における用地
開発案件（太陽光発電、自然エネルギーなど）を展開する資金調達を希望する案件は、発電所用地の地上権や機械設備などの動産の権利や設備を担保にして融資を行うこともあります。
リコースローン
不動産業界で多く採用される言葉で、融資先の返済責任が無限となって借り手の全財産が返済責任を負うことになるローン契約のことです。
また、有限での返済責任を負う場合はノンリスコーンと呼ばれます。
例えば、1億円の融資に対して担保不動産が5000万円にしかならなかった場合はその金額しか回収できないことになってしまいます。
このときにリコースローンは返済責任が無限となりますから融資先企業が倒産しない限りは全額返済する義務があります。
担保や保証の内容を確認するときの注意点は？
担保や保証の内容を確認するときに気をつけたい注意点をまとめます。
担保不動産の資産価値
担保不動産の資産価値については、詳細を確認しておくことがオススメ。
担保不動産の情報を公開している会社であれば、比較的安心できるかもしれません。
他にも不動産物件の住所やビルの名前などを公開していれそのエリアの地価を調べることもでき土地の評価額を知ることもできます。
その不動産の立地や家賃なども知っておく方がいざというときには安心できるでしょう。
保証会社の実績
保証会社の業績や実績も知っておけば安心できます。
保証会社の返済能力がなく、倒産すれば返済が行われなくなることもりたすから資本力を調べておく必要があります。
事業の収益性
ソーシャルレンディング案件に担保が設定されていても、事業者の収益が少ないと返済できずに貸し倒れが発生してしまうこともあります。
担保の確認だけでなく、融資先企業の収益性も確認しておくと安心できるでしょう。
まとめ
ソーシャルレンディングは、資産運用の方法として人気になっています。
ソーシャルレンディング投資は、融資先から返済がなければ資産を失ってしまうという可能性もあります。
そういったトラブルに直面してしまわないようにするためにも、担保や保証についてきちんと知っておくことが大切です。
保証や担保の詳細を確認し、金銭的に価値がある担保なのかということを確認しておきましょう。
また近年では海外投資で有名なエスディヴィジョンなどがありますが、ウェルシュコンシェルジュも海外投資としてオススメです。
現在、フィリピンレンディングファンドも計画中ですので検討してみてくださいね。