最近話題のソーシャルレンディング。
「貸し倒れって起こるものなの？」「貸し倒れが起こった業者ってどんなところ？」などの疑問を抱くこともあるかもしれません。
ソーシャルレンディングは高い利回りで資産運用としては魅力がありますが、投資である以上リスクも存在しています。
その中でも懸念されるのが貸し倒れ。
貸し倒れは、これまでにいくつかの業者で発生したことがあります。
そのために、そういった事態を避けるためにはリスクも把握して対策をしていかなくてはいけません。
そこで今回は、貸し倒れのリスクやこれまでに貸し倒れが発生した企業などについてご紹介させていただきます。
貸し倒れが発生するとどうなる？
ソーシャルレンディングでは、お金を借りたい企業とお金を投資したい人を結びつけるための融資仲介サービスです。
一般的に、企業などがお金を借りるときは融資を受けるために銀行に申請しますが、その審査は厳しいために設立から歴史が浅いベンチャー企業や中小企業は銀行からの融資が受けられないこともあります。
そういった企業がソーシャルレンディングなどから高金利で融資を受けるのです。
ソーシャルレンディングの場合、借り手が運営会社を通していることから金利や融資期間に融通が効くこともあるので、投資家側からしても高い金利で資金を貸し付けることができるのです。
しかし、中には借りて企業が倒産してしまうなどして返済がないという事態に陥ることもあります。
これが貸し倒れとなり、貸していた資金の全額、または一部が戻ってこなくなってしまいます。
投資家にとっては、避けたい貸し倒れですが様々な企業が存在する以上はこれからも一定の確率で発生することが分かっています。
では、これまでに貸し倒れが発生した事業者はどんなところなのでしょうか？
貸し倒れが発生した事業者
これまでに貸し倒れが発生した企業と、その事例をまとめます。
アクシュ
現在は営業を停止しているアクシュ。
アクシュは、過去に長期間の返済遅延と貸し倒れを起こしているようです。
公式ホームページ情報では、事実が詳しく確認できませんが多くの投資家ブログや口コミで返済遅延や貸し倒れがあったことが公表されていますので貸し倒れが発生したのは事実でしょう。
アクシュで貸し倒れの被害に遭った方の口コミによると、たびたび返済の滞りが発生したようで、2013年までに4回ほど発生しているようです。
マテオ
業界最大手のマネオや、その他SBIソーシャルレンディングでも貸し倒れが発生しています。
SBIソーシャルレンディングは2011年より運営していた個人向けローンファンドで貸し倒れ、遅延が発生しそこから営業していたものの2021年にはSBIソーシャルレンディングが投資勧誘を巡る違反行為を理由に廃業することになりました。
そして、マネオでも個人向けローンファンドで詐欺やトラブルにより貸し倒れが発生しているようです。
貸し倒れが発生しない事が一番ですが、全業種の平均貸し倒れは毎月1%程度は発生しておるようですからリスク対策をしておかなくてはいけません。
ソーシャルレンディングを始めるときに押さえておくべきリスク対策
ソーシャルレンディングで投資をするときに貸し倒れリスク対策として押さえておくべきポイントをまとめます。
信頼性の高い業者を選択する
ソーシャルレンディングで投資を行うならば信頼性の高い業者を選びましょう。
口コミや実績を確認するのも良いですし、大手企業からの試論を集めて成功しているような業者は比較的信頼ができるかもしれません。
担保保証付き商品を選ぶ
もしも貸し倒れが発生してしまうと、全額返済されないまたは一部しか返済されないといった場合があります。
そういったことを回避するためにも担保保証付きの商品を選ぶのがオススメ。
企業によってどの程度の保証があるか内容が異なりますのでよく確認するようにしましょう。
複数業者で分散投資する
分散投資はリスクヘッジ対策として大切になります。
1社の案件に集中投資してしまうと貸し倒れが発生したときに大変なことになってしまいますので必ず複数の業者に分けるようにしましょう。
商品についてもジャンル分けして分散投資する
業者について分散投資するのも大切ですが、商品についてもジャンル分けして分散投資する方が安心できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ソーシャルレンディングでは、これまでに貸し倒れが発生している企業もあることから慎重に行動することが大切です。
きちんと信頼できる業者を選んで、リスクを回避した後悔しない投資を行ってください。
また、ウェルシュコンシェルジュでは貸付型クラウドファンディングとしてフィリピンレンディングファンドを計画しています。
高い利回りで少額からもスタートできますので、検討してみてくださいね。