海外不動産投資のメリットとリスク

日本の人口は出生率の低下と人口の減少が問題になっており、さらにデフレに苦しんでいますよね。
一方アメリカでは人口は増加しておりこれからも経済が伸びていくと予想されています。
人口が増えるということは、人には職場や住む場所が必要となるわけですから不動産需要も高くなります。
では、海外において不動産投資をするメリットやリスクはどのようなことが挙げられるのでしょうか。

アメリカの不動産が人気の理由

不動産投資でタイやマレーシア、フィリピンなどが人気になっていますが安定した人気を誇るのがアメリカ。
世界経済は物価の上昇率が停滞し、デフレは今後も続きそうです。
一方、アメリカは出生率のみ下がっているものの人口は毎年増え続けており2050年頃には4億人を超えるとも言われています。
海外不動産投資では、その国によってメリットが異なります。
先進国では、日本より海外の方が制度が整っていたり大家の権利が強く守られているなどという特徴があります。
後進国では物価の安さが魅力で、投資用の不動産を日本よりも安くで買えるというメリットもあります。
先進国でもアメリカのような国は大家の権利が法律によって強く守られていることが特徴。
日本では、家賃滞納問題は大家にとっての悩みでもありますが、アメリカでは賃貸契約書に毎月の家賃の支払日が記載されており過ぎてしまった場合はペナルティなどを設けることも可能。
よって、日本に比べて家賃滞納が続くような入居者は簡単に退去させることも可能でそういったリスクは低く、安定した家賃収入を得ることができるでしょう。

減価償却の日米差を生かす

アメリカにある新築物件は不動産の2割程度になっています。
アメリカ人は、世界でも「引っ越しが大好きな人種」と言われており、一生のうちで平均11回も引っ越しをすると言われています。
アメリカでは日本のように一軒家を購入することで定住するという考えはなく、子供が増えたり仕事が変わるなどのライフスタイルに合わせて家を変えるのが一般的。
そんな住居は築50年を超える不動産も普通にあり、リフォームをして住むということが多くなっています。
それにより、税制上では中古物件が日本よりも優遇されるのが特徴です。
物件価格に占める建物の割合を高めに設定し、償却額を大きくしているのです。

売却のときの優遇措置

不動産投資を始めると様々なことに税金が発生します。
例えば不動産を購入して保有し、運用するときや売却時にも税金がかかります。
住宅を売るときには、税の繰り延べプログラムが優遇税制として組み込まれていることから、条件を満たしていれば所有する不動産を売却するときに譲渡益が発生したとしても税金を繰り延べすることができます。
この繰り延べは条件を満たしており、申請をしていれば繰り返し利用することができます。
アメリカの不動産融資は「ノンリコースローン」という融資に伴う求償権の範囲を物的担保に限っています。
ノンリコースローンでは返済は担保の範囲内に限定されますので、担保割れとなっても対象となる不動産以外からは債権の回収はされないほです。
借りる側にとっては、メリットのあるローンなので金利は通常よりも高めに設定されています。

アメリカは訴訟大国

アメリカは勝つか負けるかで決まる「訴訟大国」だと言われています。
アメリカでは、ささいなこともすぐに訴えるということが日常茶飯事のためにもしも入居者とのトラブルが発生したら訴訟へ発展してしまう可能性もあるということを考えておかなくてはいけません。

アジアの魅力とそのリスク

アジアも経済成長をしており不動産投資が良いとは言われますが、人口に対する平均年齢は高くなっておりこれからの人口減少をどうするかということが課題となっています。
また、インフレにより不動産が値上がりするスピードが早いことで再び紹介されたときには高騰してしまっているということもよくあります。

不安ならばソーシャルレンディング

「不動産投資は何だか難しそう」ともしも悩んでしまうならば、不動産投資よりも簡単と言われるソーシャルレンディングがオススメ。
融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は貸付型クラウドファンディングとも呼ばれ、お金を運用したいという投資家の資金を集めてファンドを通じてお金を借りたい企業へ貸し付けるサービスのことです。
投資家のお金をもとり企業へ貸し付けし、企業から支払われた利息を分配しますので個人はこれをリターンとして得ることができます。
ソーシャルレンディングのリターンは、基本的に企業から毎月支払われる定められた利息になります。
株式投資やFXのように日々値動きがあるわけでもないので、チャートに張り付いて管理をする手間もなく普段のライフスタイルが崩れない資産運用方法です。
近頃は、値動きの激しいマーケット状況によって株式投資で大打撃を受ける投資家もいますが貸付型クラウドファンディングであれば影響を受けにくい資産運用として利用することができます。
また貸付型クラウドファンディングはインターネット上で投資家が少しずつお金を出して大口化するので少額からもスタートすることができます。
フィリピンに向けてレンディングファンドを計画中のウェルシュコンシェルジュも検討してみてください。

まとめ

不動産投資は国内向け、海外向けのどちらもが人気になっています。
しかし、国によってメリットやリスクも異なることからある程度の国の情報を仕入れたり知識は必要となってくるでしょう。

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